怖がらず 前へ進もう また日が昇る – 矢島正明先輩からの年賀状

今年も約800枚の年賀状をいただきました。各位にとって新しい年が幸多きとしであらんことを祈念します。


国旗「日の丸」「日章旗」

キリバスの国旗

中でもわが恩師・橋本祐子(さちこ)先生一門の先輩・矢島正明さん(声優・ナレーターの大御所、長年にわたる「元気一発、リポビタンD」のCMでも有名」からの年賀状には毎年、感動します。持つべきものはいい先輩!

今年いただいた賀状にはこんな詩が出ています。

逃げて 駈けて 逃げて
ここまで来た
なんと 長い道のり 短い歳月
ここまで来た

なぜ立ち止まる
大地を蹴るのだ
それ 蹴るのだ 早く
怖がらず 前へ進もう

また日が昇る――

小欄の筆者としては、まず、日本の国旗「日の丸 rising sun flag」を思い浮かべ、そしてキリバスの国旗に思いが行きました。そしてさらに、サモア(別稿)のことを考えてしまいました。

というのは、サモアでは、2011年12月29日の深夜に日付変更線を西側に移動させてタイムゾーンがUTC-11からUTC+13になりました。しかも、南半球ですから今はサマータイム期間中です。日本との時差は5時間。正午が夕方の5時。深夜の0時が朝の5時、世界で一番早く日付が変わる国になりました。

それ以前はキリバスが「世界で一番」でした。21世紀を最初に迎えたのもキリバスでしたが、このサモアの「奇策」で、キリバスの首都サウスタラワは日本より3時間早いだけにとどまっています。もっとも、同国のフェニックス諸島(エンダーバリ島)ではさらに1時間早いUTC+13のタイムゾーンを、ライン諸島(キリスィマスィ島)では2時間早いUTC+14のタイムゾーンを採用しています。キリバスではサマータイムは実施していません。

キリバスは人口こそ10万人と少ないのですが、33の環礁が赤道付近に350km²にも亘って散らばっているため、EEZ(排他的経済水域)は世界第3位という、日本より「大きな国」です。かつては英領ギルバート諸島であり、主要な島であるマキン、タラワでは日本軍が玉砕したという戦史に残っている島々です。

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