操縦席の上あたりに「日の丸」が描かれているが、白地の機体ではあまりに目立たないし、貧弱ではないか。
円を大きくするか、灰色の枠を付けるなりしてめだたせていいのではあるまいか。
5代目のロゴとして2002年から11年まで名実ともに用いられ、今も一部に残っている日航の尾翼マーク。
「鶴丸」の名で1959年から2002年まで用いられ、多少手を加えて2011年に復活した現在のロゴ。
「鶴丸」マークとして親しまれてきた日本航空のロゴは1959年に初登場して以来、2002年まで同社の尾翼に描かれてきたが、この年、2002年の日本航空と日本エアシステムとの経営統合を機に「太陽のアーク」に変わった。先代と同じくアメリカのランドーアソシエイツによるデザイン。
その時のロゴは「The Arc of the Sun」と呼ばれた。このため「鶴丸」は名目上廃止された。
しかし、日航はその後2010年1月に経営破綻。これを克服するため原点回帰の決意を込めて、2011年4月1日に多少手を加えた「鶴丸」に戻った。新たな鶴丸は、翼の切れ込みを深くし、「JAL」の文字を太い斜体にした。それでも、「The Arc of the Sun」は現在も一部の機体で残っている。今般、沖縄・那覇空港で見た日航機もこれ。
垂直尾翼に鶴丸が復活した6代目(現在)の日航機。「日の丸」は主翼の上、JAPANの文字の先に小さく見える。
JALが日本のFlag Carrierとして名実ともに復活することを期待するが、往年のサービスはすっかり影をひそめている現状では、「おごれるもの久しからず」で、つい、全日空を予約してしまうのは、私のホンネが出ているのかも。