これはどれも8月1日付の朝日新聞。1面からして地図に国旗、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ。2面に日本、アメリカ、ドイツ。6面にはエストニア、ラトビア、リトアニアの3国の国旗がまるで国旗の津豹のように、そして9面にトルコ、エジプト、イスラエル、シリアの国旗が出ているのです。
パリのエッフェル塔前で行われた「東北復幸祭」の風船までトリコロールに見えます。
朝日新聞は少なくとも国旗にはいままで腰が引けていました。それがここまで来るのです。オリンピックについては読売新聞に一周遅れています。読売にはかつてはオリンピックを「五輪」と訳した川本信正記者がおり、今も結城和香子さんというオリンピックの専門記者がいます。産経新聞にも佐野慎介というこれまたなかなかの人がいます。
昨今、評判の落ちている朝日新聞。産経新聞と併せて読むと、苦戦ぶりがよくわかります。
加えて、週刊新潮、週刊文春の反朝日キャンペーン。とうとう朝日新聞はいま出ている広告の掲載まで取り消しましたね。朝日新聞の広告が最近、サプリと安物海外旅行がほとんどを占めるようになって、55年もの愛読者である私はがっかりです。
みなさん、朝日新聞はなんといっても日本を代表する新聞の1つです。応援しましょう。そしてもう2度と、虚報さわぎなど起こさないよう見張り、育てましょう。
それはそうと、私事で恐縮ですが、9月3日付朝刊をご覧ください。不肖・吹浦が大きく紙面を汚しますので。