「この世に3人の“そっくりさん”がいる」とか。
たとえ恋人どうしであっても、互いにあまりにも違いすぎると、共通項を探したり、相手の価値観を受け入れること自体、非常に困難になりそうだ。ある程度似ている人のほうが、楽に、より早く良好な関係に発展することができるといえよう。
顔かたちではないが、“そっくり”というなら、こんなこともある。私は半月に1回、同年同月同日生まれの玉井直仁元検事といっしょに入管の難民審査参与員として、法務大臣の決定に不服申し立てした外国人の審尋にあたる。
私にはまた、友人の中にこのほか二人の同年同月同日生まれがいる。河野昭元総務庁官房長と池田憲彦元拓殖大学学生主事。
そうそう、かつて恩師・末次一郎先生の事務所にいた時、9人中3人が同じ3月17日生まれ。浜田和幸(現・参議院議員、自民党公認に当選し民主党に移り、外務政務官を務めた)くん、そして協力隊に移った古川くん。そしてよく出入りしていた野村忠策青年海外協力隊事務局長(後のコスタリカ大使)、さらに袴田茂樹青山学院大学教授(当時。現・新潟県立大学教授)も毎週のように来ていたので、一時は、同じ部屋に5人が同じ誕生日という「瞬間」もあった。
今、私は同志というべき袴田先生と後楽園の近くに共同して事務所を構えているが、二人は丸3歳違い。対露外交やロシア問題に35年間ほど一緒に取り組み、互いの誕生日をモスクワやユジノサハリンスクなどロシアで、あるいは東京や函館などで迎え、祝っていただいたことはたぶん10回を超えるだろう。
ちなみにこの3月17日という誕生日の人は女優の山本陽子さん、シェイク・ムジブル・ラーマン(バングラデシュ建国者)、三木武夫元首相といった有名人もおり、大なり小なり、それぞれの方とご縁があった。不思議なことかもしれないが、全部で20人くらい私には同じ誕生日の友人がいる。
第2次世界大戦直後、インドネシアが独立し、この国旗を採択したとき、モナコは当然、クレームをつけたが、インドネシアは自分たちの先祖のほうがふるくからこれを使っていたと、抗議を黙殺。今日に至っている。
モナコの国旗のほうがインドネシアより古い。おそらく、インドネシアはモナコを独立国家としてしっかりとは受け止めていなかったからか。縦横比が違うとはいっても国連本部やオリンピックでは2:3に縦横比を統一しているので、区別は不可能である。