1955年11月15日 、自由党 と日本民主党の合併(保守合同)により、自由民主党(自民党)が結成された。当初は総裁を置かず「総裁代行委員」として、日本民主党総裁の鳩山一郎(首相で)、自由党総裁の緒方竹虎、それに、三木武吉(日本民主党総務会長)、大野伴睦(元衆議院議長)の4人がこれを務めた。
憲政記念館の資料より
細川護煕、羽田孜、鳩山由紀夫の3元首相は自民党出身、また、現在、野党の領袖である小沢一郎、岡田克也と行った政治家ももとは自民党所属議員だった。
自民党は、1955年の結党時に「党の政綱」で、国民道義の確立と教育の改革 – 正しい民主主義と祖国愛の高揚、国民情操の純化向上を宣揚し、政官界の刷新 – 選挙制度や公務員制度の改正、中央と地方の責任行政体制、行財政の効率化、経済自立の達成 – 年次計画による経済政策、農林漁業の安定、中小企業の振興、労使協力体制の確立、原子力の平和利用、福祉社会の建設 – 社会保障施策の整備、生活環境の改善、社会正義に立脚した福祉社会、平和外交の積極的展開 – 自由民主主義諸国との協力、国際連合への加入、原水爆の禁止。独立体制の整備 – 現行憲法の自主的改正、自衛軍備
を掲げた。
12月14日の衆議院総選挙に立候補するする人たちは、この結党時のことを知らない人がほとんど。しかし、少なくともそこに流れる基本的考え方は、是非、十分理解しておいてほしいものだ。