国旗のある風景22 – 日本選手の誇りと実績をもって旗手となったが


2010年1月18日、バンクーバー冬季オリンピックの結団式で日本選手団の旗手として国旗を掲げて行進する岡崎朋美選手と後ろは岡部孝信主将。

岡崎選手は2009年12月、長野市・エムウエーブで行なわれたバンクーバー冬季五輪代表選考会で38歳ながら総合2位となり、冬季五輪の日本女子で最年長、最多の5大会連続出場を確実にした。

2010年2月12日、バンクーバーオリンピック開会式でも日本選手団の旗手を務めたが、このオリンピックでは500m16位、1000m34位と、自身ワーストの成績だった。

スキー・ジャンプ競技の岡部孝信もバンクーバーでは不振だった。2009年3月10日にはスキージャンプ・ワールドカップ・クオピオ大会で11シーズンぶりに優勝(通算5勝目)し、葛西紀明の31歳7ヶ月の記録を大幅に更新する38歳4ヶ月と15日という史上最年長優勝記録を打ち立てた。

また、世界選手権のジャンプ団体では、2007年大会・2009年大会と日本の表彰台獲得に貢献し、日本ジャンプ陣を長年にわたって支え続けていた。

2010年のバンクーバーオリンピックでは日本選手団主将に就任する。しかし、この年は前年とは打って変わってスランプに陥り、ノーマルヒル、ラージヒル、団体の3種目とも出場すらかなわなかった。

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