国旗についての物語
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国旗についての物語
「チベットには国旗があったし、ある」話
チベットは本来、アジアの1つの独立国です。 1912年、青木文教らによってデザインされ、ダライラマ12世により採択されたチベットの「国旗」 青木の『祕密之國 西藏遊記]』(内外出版、1920年)に事情が記されています。 私の手元に『萬國旗 附軍艦旗・商... -
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世界一高い山と国旗の物語④
エクアドルとボリビアの国旗にはコンドルが描かれています。 エクアドルの国旗 ボリビアの国旗 この鳥は南米特産で、この2カ国のほかチリとコロンビアの計4つの国の国鳥になっています。しかし、今や絶滅危険な種に指定され、一時の17羽からかろうじて200... -
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世界一高い山と国旗の物語③
Q:まずは前回の約束に従って… 吹浦:コンドルの話ですね。プロ野球ヤクルト・スワローズの話です。このチームは、かの金田正一、といっても若い人はご存知ない!? あのミスター・ジャイアンツ長嶋茂雄のデビュー戦で長嶋を4打席4三振に討ち取った大投... -
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世界一高い山と国旗の物語②
エクアドルの国旗 エクアドルの国章 吹浦:考えようによっては世界一高い山はエクアドルのチンボラソ山なんだ。アンデス山中にある海抜6,310mの火山だよ。 Q:でも、8,850mあるというエベレストより大分低いですね。 吹浦:それどころか南米の最高峰でも... -
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世界一高い山と国旗の物語①
チベットの国旗 吹浦:世界で一番高い山って? Q:エベレストです。 吹浦:チベット語ではチョモランマ、ネパール語ではサガルマータって言うんだ。 Q:8,848m。 吹浦:それが最近、8,850mになったんだ。 Q:噴火でもしたの? 吹浦:いやいや、ハイテク... -
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カードの固有名詞
津山藩が生んだ稀代の学者・宇田川榕菴について、日本で最初にカード(トランプ)を描き、遊んだ人と書いたところ、茨城県の高校生S君から、「トランプのK、Q、Jのモデルはいるのか」という質問が来ました。「これがきになっておちおち眠ることもできませ... -
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イエメン
アラビア半島南端の国、国際テロ組織アルカーイダの指導者だったウサマ・ビン・ラーディンの父親の出身地イエメンの不安定な国内情勢についての話です。 北イエメンは1918年、第一次世界大戦でオスマントルコが敗れて、帝国が崩壊したときに独立した国です... -
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シドニー、北京両五輪を振り返りロンドン五輪を思う
イギリスの国旗 ロンドン五輪のマラソンに出場する日本人選手6人が決まりました。公正な審査の結果だろうけれど、「公務員さん」が希望の星だっただけに残念ではあります。世界各地で多くの難問が派生しているさなかに行われるこの大会が大成功裡に終わる... -
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幕末の国旗研究⑦ – 岩瀬文庫は幕末国旗研究書の宝庫(下)
斉昭のバックアップで『萬國旗章圖譜』 『萬國旗章圖譜(24.6×17.2㎝)』も幕末に出版された。木版彩色刷り和綴本で、今のB5版とほぼ同じ大きさで、42頁、「清国ニ始リ米利堅ニ終ル通計二百九十有一種」の旗を掲載しています。 水戸藩の蘭学者・鱸奉卿(また... -
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幕末の国旗研究⑦ – 岩瀬文庫は幕末国旗研究書の宝庫(中)
長崎に出向いて確認 付箋を付けてどこで図柄の情報を確認したかをかなり細かく書いているのも特徴です。もっともこれは著者が書いたものなのか、これを所持して使用していた人のものか必ずしもはっきりしていません。「ロシア始ノ四圖ハ寛政五癸丑(みずの... -
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幕末の国旗研究⑦ – 岩瀬文庫は幕末国旗研究書の宝庫(上)
『国書総目録』(岩波書店)によれば、当時の世界各国の国旗を紹介しているもので現存する一番古いものは愛知県西尾市の岩瀬文庫の所蔵になる『萬國國旗圖及檣號圖(しょうごうず)』。天保11(1840)年のものです。 愛知県西尾市は上野介で有名な吉良町の... -
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幕末の国旗研究⑥ – 鎖国時代にも盛んな外国旗研究
松浦静山(まつらせいざん。本名は清。静山は号。1760~1841)が「魯西亜(ロシア)漂舶幟并(ならびに)和蘭(オランダ)軍船用法大略」として随筆集『甲子夜話』に記述をしたのは1821年のことです。ロシアの国旗や海軍旗、商船旗などについてとオランダ...