5月12日から両国国技館で大相撲夏場所が始まる。ここ数場所「限界か」といわれる成績でありながら先場所優勝の白鵬が連勝できるか、逆に、先場所ふるわなく協会から注意まで受けた日馬富士が復活するか、稀勢の里、琴奨菊以下日本人力士が活躍するか注目したいところ。
初日は、横綱、大関陣は3場所連続で安泰のスタートとなった。 朝青龍に並んで史上3位となる25度目の優勝を目指す横綱白鵬は小結栃煌山を寄り切り、6度目の賜杯を狙う横綱日馬富士も新小結隠岐の海を寄りで退けた。大関陣で稀勢の里は妙義龍に小手投げで逆転勝ち。 琴奨菊は北太樹を、かど番の琴欧洲は栃ノ心を寄り切り、鶴竜は安美錦を押し出した。大関とりの足固めを狙う豪栄道と、把瑠都の両関脇も白星発進した。
ところで、国技・相撲がますます国際化し、幕内力士42人中、外国出身力士が6か国15人にもなった。国技館には優勝力士の掲額が32枚あるが、その中に日本人力士は一人もいない。章自治、少しさびしい。稀勢の里以下のさらなる奮起を期待する。
それはそうと、幕内力士の出身国の国旗を並べると、本当にさまざまな国の人が大相撲の中心にいるという実感がする。