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国旗についての物語
植村直己の掲げた国旗①
先日、東京・板橋区にある植村記念財団・植村冒険館を訪問しました。いうまでもなく登山家で冒険家の植村直己(1941~84)の足跡をたどることを主とする展示館です。 植村冒険館のチラシから チラシの拡大図 1970年、マッキンリー山頂に日本、アメリカの国... -
国旗についての物語
福沢諭吉が国旗の書を書いていた
福沢諭吉(1835~1901)もまた世界の国旗について書いていることを、昨日、国立国会図書館で確認しました。『条約十一国記』という書を「慶應二年 仲冬」、すなわち、1867年11月に上梓しているのです。 福澤諭吉著『絛約十一國記』 (下はデンマークの商... -
国旗についての物語
国旗と星の物語②
ところで、少なくとも、幕末まで、☆の形は安倍清明紋としては存在していましたが、米国の「星条旗」を「花旗」と呼んだように、☆が星を表すとは必ずしも言えなかったようです。明治初期にはこの形がとても新鮮に、かつアメリカの印象がとても強かったので... -
国旗についての物語
国旗と星の物語①
中華人民共和国の「五星紅旗」 ベトナムの「金星紅旗」 中華人民共和国の建国が宣言された1949年10月1日、北京の天安門前広場で「五星紅旗」と呼ばれる新中国の国旗が劇的に掲揚されました。これより先、同年6月16日、全国人民政治協商会議は新国旗を制定... -
国旗についての物語
訪問国の国旗を取り入れた服装の皇后陛下③ – リトアニアで
リトアニアで リトアニアの国旗 天皇、皇后両陛下は26日午前、リトアニアに到着され、首都ビリニュスで第二次大戦時にナチス・ドイツから迫害されたユダヤ人にビザを発給した外交官・故杉原千畝の記念碑をご訪問なさいました。 そののち、アダムクス大統... -
国旗についての物語
訪問国の国旗を取り入れた服装の皇后陛下② – ラトビアで
ラトビアで ラトビアの国旗 -
国旗についての物語
訪問国の国旗を取り入れた服装の皇后陛下① – エストニアで
エストニアで エストニアの国旗 天皇皇后両陛下は2007(平成19)年5月、バルト3国と呼ばれる、エストニア、ラトビア、リトアニア(北からの順)をご訪問されました。両陛下が旧ソ連諸国を訪れるのは初めてのことでした。現地の新聞「ポスティメース」は24... -
国旗についての物語
隣国同士の戦争と平和
ハイチの国旗と国章 ドミニカ共和国の国旗と国章 3月11日は東日本大震災からちょうど1年目の日でした。私も謹んで哀悼の意を表し、復興の1日も早いことを祈りました。 しかし、大震災は地球のあちらこちらで覆っているのです。2004年12月26日にはインドネ... -
国旗についての物語
ロシア国旗侮辱事件
ロシアの国旗 昨年(2011年)2月7日(北方領土の日)、一人の日本人の愚行が日本人全体のイメージを貶める事件が起こりました。東京・狸穴の駐日ロシア大使館前で、ロシア国旗を侮辱する行為があったのです。私はもとより北方領土の返還こそ、日露関係打開... -
国旗についての物語
甲子夜話の実際の内容
松浦静山(まつらせいざん、前平戸藩主)が『甲子夜話』の巻95で、ロシアの国旗や商船旗について記したものが、日本に現存する最古の外国旗を解説した書物であるということは以前に述べました。 著者はその中で、友人の「蕉軒」が、文化元年正月に「石橋助... -
国旗についての物語
ペリー来航までの諸外国の対日アプローチと国旗の書物②
1851年7月4日から7年間続いた31星付の「星条旗」。ペリーはこの国旗を掲げて、2度、来航した。 「そんな昔のことを」といわれる方に、自販機でおなじみの 「伊右衛門」のペットボトルを思い出していただきたいのです。 伊藤久右衛門が茶店を始めたのは天保... -
国旗についての物語
ペリー来航までの諸外国の対日アプローチと国旗の書物①
ロシアの国旗(当時、そして1991年12月のソ連崩壊以降) 18世紀末のロシア国旗は今と同じ三色旗。当時の日本では国旗が制定されていませんでした。ですから、ペリーが来航した時には米側が31星の付いた「星条旗」を掲げているのに対し、日本側は徳川家の「...